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03/07/13 【コネティカット通信一覧】
宇院蔵 香苗在横100年のAntique【米コネティカット州発7月13日】いつも気になるのだけれど、Antique−Shopで見かける、止まっている時計の針が指している時間。あれは、止まってしまったときの時刻なのだろうか?時計に命があるとするなら、止まる瞬間に、その場所で何を見たのだろう…アメリカ東海岸コネティカット州にあるAmerican Clock&Watch Museumには、たくさんのAntique時計が置いてあるので、そんな事を考えていると、一日中ボーッと立ちつくしてしまう。 Antiqueファンの中には、ちょっと変わった人たちがいる。たとえば、流行モノを集めて、これ見よがしにTea-Partyを開く「ミーハー系」、好きな動物のモチーフなら、ヨーロッパ・アメリカ・北欧・中近東の別、あるいは年代を無視してでも集めまくる「オタク系」のコレクターがいる。欲しいものは、インターネットで調べ上げ、何が何でも、手に入れようとする人たちもいる。ところが、これが結構簡単に集まってしまうので、愛着や手に入れるまでの苦労はどこへ行ったのやら、せっかく手に入れたモノがすぐにじゃまになってしまう。新しい品物が届くと、去年のモノは片づけられてしまい、なんか、悲しくなってくる… 名門のイエール大学がある港町New Havenにも、小さなAntique−Shopがあって、店のおじさんが、ほこりをかぶった置時計について、いろいろと話してくれた。値段を聞いてみると、どうやらあまり売りたくないらしい。「500ドル〔約6万円〕というのは高すぎる」って交渉してみたけど、特にこれといったマークや作家名のわかるような骨董品ではなく、文字盤のところに染みのある、真鍮とオーク材でできたこのかわいらしい時計に、「値段はつけられない」というのがおじさんの本音なのだろう。というか、これは商品というよりも、おじさんのコレクションなのかも。 店内は、おみやげ屋さんのように、10ドル〔1200円〕で買える小さな古い写真、ブリキのペン皿など、アメリカっぽいAntiqueもあれば、ロイヤルコペンハーゲンのアールヌーボー期の花瓶もさりげなく置いてある。「これはずっと前に、ヨーロッパのディーラーから買った」のだとか、「あれは前のオーナーの時代から置いてあった」のだとか、作り話なのか本当なのかわからないようなことばかりいう。 日本で舶来品といえば、「横浜にあり!」 という感じがする。飛行機で運ばれてきたのではなく、その昔、船にゆられて日本にやってきた、今では在横100年の舶来品。私たちよりも、横浜をよく知っているAntiqueたち…バーに貼ってあるポスター、カフェで使われるティーカップ、ホテルのロビーに掛けられている1枚の写真のように、何となく惹かれて、手元に置いておきたくなるような、そんなAntiqueとの出会いが、これからも世界中の港町でありますように。 American Clock&Watch Museum100 Maple Street, Bristol CT 06010 рW60−583−6070 この記事へのご意見・感想、ご質問などはメール でお寄せいただくか、掲示板をご利用ください。 |
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