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コネティカット通信

宇院蔵 香苗

つらら 氷柱 icicle

 【ハートフォード〔米コネティカット州〕発2月16日】今年のアメリカ東海岸は、1909年以来96年ぶりの寒さだと、朝のニュースで聞き、住んでる本人が、びっくりしました。そんなに寒いんだ…NYでは、1メートルも積もってしまったところもあるようですが、雪の量は、去年に比べたら、少ないとも言ってました。

 でも、そういえば、気温計がプラスから随分下がったところに行ったきり上がってこないなあ、なんて思うだけで、どうにかして欲しい!なんて、嫌気を感じません。寒いのに何でこんなに気分がいいのかというと、すごい雪が降ると、決まって次の雪までは青空が広がって、雪はきらきら輝いて、街がとても美しいのです。

 つららなんて何年ぶりだろ?朝窓を開けると、昨日と形が変わってるつららを見てうっとりしてしまい、気分がいいのです。つららは昼間、太陽の暖かさで、少しずつ溶けるのですが、風が冷たいので、ゆっくりと静かに形を変えていきます。クリスタルの生き物のようで、やたらに触ってはいけないような厳粛な感じで眺めてます。前の家の庭には、「生後1か月」の雪だるまが、やはり少しずつ姿を変えながら元気に座っていて、触ってみると、氷だるまのように硬いのですが、とってもかわいいし、氷砂糖でできてるお人形みたいなので、これが動いたりしゃべったりしたら楽しいだろうな〜と子どものような気持ちになれます。

 先週、Mars〔火曜〕で水分らしきものが発見されたと言ってましたが(なんか、アメリカって、国も広いし、戦争したり宇宙開発したり、つかみようのない国だと改めて感じてしまいます…)、水があるところには、生物が存在するって、20年以上も前に、理科の時間に勉強した覚えがあるので、すごい物が発見されないかな…と期待してるのは、私だけではないでしょう。

 映画や小説では、悪者の地球外生物ばっかりなので、もっと、スタジオ・ジブリに出てくるような、かわいくて、ちょっと見たことのない生物がいいなあ、と勝手に想像してます。宮崎さんの作品は、こちらでも人気があるんですよ。日本のアニメは、世界中で人気がありますが、宮崎さんの作品は、ウォルト・ディズニーのような、心にやさしい感動があるので、アメリカの母親たちに人気があり、ビデオ・DVDを観て、子どもたちは感動してるようです(大人も見ればいいのになあって思います)。去年、「千と千尋…」の作品で、「すす」が食べる金米糖〔コンペイトー〕を「実物だよって」食べさせてあげたら、びっくりして、アメリカの子どもが本当に喜んでる。それを見ていて、「すす」も「日本には実際生息してる」といったら、信じちゃうかな?…と思えるほど、アニメ?ションにのめり込んでいて、とても微笑ましかったです。 

 洋画が日本に入ってくると、タイトルが不思議なくらい原題と変ってるケースが多いので、日本にいる友だちと映画の話をする時、困ったりするのですが、こちらでは普通に訳されてるので安心しました。

 私の場合「氷」と言うと、「銀河鉄道999」に出てくる食堂車で働いてるかわいい女の子を思い出します。名前忘れちゃったけど、子どものころ、よくその子の絵を書いてました。

 最近、このつららを見ながら「つららの中に氷のお姫様が眠っているかもしれない」と思ってます。