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KASHIWABA DRIVE〔編集長の雑記帳〕

松浦一樹

【横浜発6月25日】 日記帳をつけるのと同じで、この欄を毎日続けるのも、なかなかしんどい。とはいえ、そうと決めたことは、編集長が率先してやらねば、だれがついて来ようか。闘うぞ、オレは。

 さて、情報の伝達には、マスコミ、ミニコミといろいろありますが、実は、口コミに勝るものはないのではないかと思う。米国に「The Tipping Point」のタイトルでベストセラーになった本〔邦訳があるらしい〕があって、いろいろと、おもしろいことを指摘していた。ニューヨーク・タイムズ紙の記者が著したもので、ヒット商品がどのように生まれるのかを分析しているのだが、結局はテレビ・コマーシャルでも、いかなる広告でもなく、口コミがきっかけになるという内容だったと思う。〔相棒の広告マンにしかられそうだが、〕広告には、プッシュする力はあっても、それだけではなかなかヒット商品が生まれてこない。「あれはいいぞ」という消費者の口コミで、商品は売れるようになるのだそうである。Tipというのは先端、という意味だが、tipping pointとは、ジェットコースターがゆっくりと頂上まで上り詰めて、やがて、下りに転じていくその場面だと思えばいい。あとは、一気に下降するだけ。その勢いを与えてくれるのが、口コミなのだ。この例えでいくと、上り詰めるまでが、広告の役割ということになろうか。

 ヨコチャンの宣伝には、あらゆる手を尽くす所存です。でも、最後のところは、口コミなのかな、という気がする。「ヨコチャンはおもしろいぞ」という福音が広まれば、裾野は勝手に広がっていくのだろうと思う。ヨコチャンをおもしろいと思う方は、どうぞ、隣の方にそうお伝えください。口コミがつくるヨコチャンです。