ヨコハマチャンネル横浜から日本、世界を考える
 
KASHIWABA DRIVE〔編集長の雑記帳〕

松浦一樹

  【横浜発8月1日】 ヨコハマチャンネルを6月1日に創刊してから、何十件もの地域情報サイトや個人サイトを訪ね、横浜のインターネット網の問題は何なのか、考え続けてきました。2か月たって、少しその問題点が見えてきたように思いますので、ここでちょっと考えをまとめておきたいと思います。

  インターネットのメディアとして優れているところは、双方向性を持つことです。これまでのメディアが一方的に情報を発信してきたのに対して、インターネットは情報のやり取りを可能にした。リアルタイムで情報が行ったり、来たりするようになったわけです。この利点を悪用して、呼び込んだ覚えのない攻撃を加えてきたり、えげつない営業を仕かけてきたりするやつらがいるから、サイトの運営は難しいのでしょうが、双方向性を否定してしまっては、インターネットをやることの意味がなくなってしまう。

  ところが、この双方向性を断ち切ろうとしているサイトが多いように見受けられ、ショックを受けています。こちらがメッセージを残そうと思っても、そういう手段〔掲示板やメールの送信ツール〕をハナから用意していないサイトが少なくない。攻撃を加えられ、慎重になっているサイトもあるのでしょうが、嫌がらせに屈してしまったら、インターネットのすばらしさは損なわれるばかりになってしまう。

  それにもう一つ。誤解を恐れずにいえば、インターネットと「地域限定型」のサイトは、もともと相いれない発想だということです。無限に広がるのが、インターネットというもので、横浜でいうなら、「区内限定」「エリア限定」とすることに、もともと無理があるということです。外から自由に人が入ってきて、自由に出て行くようでなくては、サイトは長生きできないのではないか。なぜなら、情報は人が運んでくるものだからです。志なかばで、閉鎖をよぎなくされたサイトの多くは、この失敗をおかしているのではないでしょうか。情報の流れを一定領域でコントロールしようとしても無理があるし、そんなことをしていたら、いずれは自分が窒息してしまう。人を締め出したとたんに、自分も孤立してしまうようなところが、インターネットには確かにある。

  横浜のサイト事情をうかがっていると、全体にまとまりがありません。何も一本化すればよいというのではありません。みんなが個性あるサイトを運営しながら、共存していければ、一番いいのですが、そう、何だか、横浜の道路網と同じようなことになっていて、情報の流れが悪いのが当地の実情なのではないか、という気がする。

  そこで、ヨコハマチャンネルからの提案なのですが、みなさん、ヨコにつながりませんか。今ある数々のサイトがヨコにつながっていけば、横浜に情報のハイウェー網ができるはず。下の道が不便なときはすぐに乗っかれるような、情報ハイウェーがあれば、便利だと思いませんか。まずは、18区が上下左右につながっていくことが、肝要だと思います。

  18区がつながった後は、インターネットの特性からして、外界とつながっていかなければ、街全体が窒息してしまう。外へ、外へ、というのがインターネットの基本です。

  こうした方法を模索していかないと、羽振りのよいサイトでも、だんだん苦しくなってくるはず。情報は流れやすいところを選んで、流れていくからです。

  ヨコチャンでは、一つの試みとして、市内各区のキー局になっていると思われるサイトと、ヨコにつながっていこうと思っています。各サイトからヨコチャンへの人や情報の流れがあって、逆にヨコチャンから各サイトに向かっての流れがある。これがヨコチャンにとっては、理想的な形です。各サイトが同じような仕組みを整えていけば、18区の情報網は有機的なつながりを持っていくことになる。

  気をつけなければならないのは、この情報網がまた、閉鎖的になってはならない、ということです。横浜から外に向かって情報を発信し、外から情報をどんどん仕入れてくる。これがインターネット情報網のあるべき姿ではないか、と思います。

  眠気をこらえて書いているので、ちょっと舌足らずになっていると思いますが、ヨコハマチャンネルが考えていることは、何となくおわかりいただけたのではないかと思います。まあ、ちょっと見ててください。やってみますから。