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KASHIWABA DRIVE〔編集長の雑記帳〕

松浦一樹

どの候補に一票を投じるか?

 【横浜発10月30日】さて、どの候補に貴重な一票を投じるか。みなさんが考える材料になるような、面白い企画を始めたいところですが、資力にもマンパワーにも欠けるヨコチャンには、できることと、できないことがあります〔できないことばかりですが…〕。そこで、11月9日に投開票が行われる衆院選で、自分がどんな投票行動に出るかを、じっくりと観察してみることにしました。すでに候補は出そろっているわけですから、あとは、その中から気に入った候補に一票を投じるか、ふさわしいと思える人物がいなければ、白票を投じるだけです。「投票しない」という無責任なオプションは考えません。

 私は、特定政党を支持しておりませんから、政権公約〔マニフェスト〕をじっくりと検討しながら、小泉改革の続投か、政権交代を選ばなければなりません。中区の住民なので、選挙区は「1区」〔中、磯子、金沢区〕から候補者一人を選び、比例代表選では、南関東ブロックで、どの政党に一票を投じるか、考えなければなりません。

 私は、39歳の独身男性で、サラリーマン。繰り返しになりますが、無党派層に属しているという自覚があります。サラリーマンとして、自分の生活をどう構築していくか、いつも、いつも考えている。だから、自分を支えてくれるような政権を選びたい。景気は、回復の兆しが見られますが、この後どうなるのか、心配です。回復を確かなものとするために、各候補・各党が何をしようとしているのか、知りたい。年金が心配だから、年金問題への取り組みにも注目したい。イラク復興に日本がどう絡んでいくのかに関心がある。自衛隊の派遣、日本の外交について、各党・各候補はどう考えているのか…。

 こんな調子でいろいろと考えながら、私の一票を投じる相手を決めたいと思っております。投票まで、まだ時間がありますから、ゆっくりと考えられる。そのプロセスを日記にまとめて、投開票日までのセルフ・ドキュメント〔こんなジャンルがあるのかどうか、知りませんが…〕にしたいと思っています。お読みいただければ、みなさんの候補者選びの参考になるかも知れません。そうなればいいな、と思っております。

 日記は、この下にどんどん、書き足していくようなシンプルな形にします。

 ヨコチャン編集長に与えられた選択肢は〔届け出順に〕:

松本純〔自民〕
佐藤謙一郎〔民主〕
中家治子〔共産〕
林貞三〔社民〕

 この中から、1人を選びます。ということで、初日のきょうは…。

 【10月30日】JR石川町駅前に設置されている選挙掲示板に、1区で立候補した候補4人のポスターが貼られているので、じっと、見比べてみたが、顔で選びたくなるような候補は、1人もいなかった。顔で選ぶのは、邪道だが、ほかの条件がすべて同じなら、そういうこともあるだろう。まあ、条件が同じということはありえないから、顔選びもありえない、という理屈は成り立つが…。

 ポスターは、選管への届け出順に貼られるが、届け出が早いから、熱心かというと、必ずしもそうではない。選管で場所取り合戦が起きないように、並ぶ順を決めるくじ引きが行われることもあるから、「順番」というのは、参考にならない。それに、当人が並ぶことは、いわゆる「泡沫候補」でなければ、まずない。公示日には、代理人が手続きを行って、本人たちは、さっと街頭に飛び出すのが普通だからだ。

 4人の候補のうち、これまでにこの辺りで見かけたのは、共産党の中家治子さんだけ。といっても、公示日前のことだったが。選挙期間中、本人のプレゼンスというのは大事だ。選挙カーがいくらがなり立てても、本人がいなければ、何を訴えたいのかよくわからない〔本人がいても、よくわからない場合があるが…〕。自民の松本純さんや民主の佐藤謙一郎さんをこの辺りで見かけたことはない。

 佐藤さんは、演説がうまい。昨年3月の横浜市長選で、中田市長の側に立ったわけだが、横浜駅前〔高島屋前〕で、「横浜から政治を変えるんだっ!」と顔を真っ赤にして、力の限りに叫んでいた。なかなか、感動的だった。演説の力というのは、バカにならない。「人を説得する力」〔つまりは、政治力〕でもあるからだ。

 千葉県柏市で一昔前、社会党委員長だった飛鳥田一雄〔元横浜市長〕の駅頭演説を聞いたことがある。東京・中野区の野方駅前で、自民党のドン、金丸信の演説を聞いたこともある。話の中身は覚えていないが、2人とも、スピーカーから大砲をぶっ放しているのか、と思わせる迫力だった。「大物政治家って、声がでかいんだなあ…」と感心したものだ。声が大きければいい、というものではもちろんないが、こんな原初体験があるからか、以来、演説には、迫力を求める。「もの申す」という人がさえずっているようでは、ダメだと思う。

 かといって、まだ、佐藤さんに一票を投じようという気にはならない。松本純さんの演説は、聞いたことがないので、まだ、判断のしようがない。石川町で見かけた中家さんはとてもおとなしくて、何をいっているのかさえ、わからなかった。社民の林貞三さんにも、まだ、お目にかかっていない。早く、みなさんの政見をじかに、うかがってみたいものだ。

 【10月31日】各候補のインターネットサイトを見比べてみた。

 本題に入る前に、ひと言。インターネット選挙を早く本格化させるべきだ。松本さん、佐藤さんのサイトを開くと、「選挙期間中は、更新できません」といった表示が出てくる。これは、本人たちが悪いわけではなくて、法的にそうなっているのである。なんという、つまらない法律なのだろう。遊説先を調べようと思っても、できないし、本人たちの活動ぶりを追いたくても、できない。こんな不便なものがあるか。

 と指摘しておいたうえで、各サイトの比較をしてみたい〔林貞三さんは、サイトが見あたらないので、ここで触れません〕。

 結論から先に言ってしまうと、松本さんのサイトが一番いい。公示の直前まで、更新されていて、「朝立ち」〔朝、駅頭に立っての演説〕をよくやっていたことがわかる。言っていることの中身は、ともかくとして、選挙に勝とう、という意気込みは感じられる。ただ、新聞記事の無断転載は、いけない。著作権の侵害である。記事を借用する場合は、各新聞社にことわるべきだ。選挙が絡む場合は、断られるはずだが。議員経験があるのだから、これくらい、わかっておいてほしい。

 見た目の印象は、中家さんのサイトの方がいい。松本さんはポーズ写真が多いが、中家さんは、市会議員として活動中の写真を多く掲載しているし、アットホームでいい。ただ、悲しいかな、今年4月から、全然更新されていないようである。衆院選のツールとして、インターネットを十分に使ってこなかったことが、マイナス点。佐藤さんは、「環境派」を全面的にアピールしているが、本人が出てきて語ってくれないから、おもしろくない。サイトの運営は、人任せにしている感じ。松本さんは、本人が日記をつけていて、読者〔有権者〕に直接語りかけている。総合すると、松本さんがやはり一番いい。

  【11月3日】選挙カー。柏葉〔中区〕の辺りはきょう、林貞三さんの選挙カーが初めて通過し、これで4候補が出そろったことになる。とはいっても、いずれの車も、候補者の名を叫ぶだけ。「自民党の松本、松本純でございます」といった調子でやるのだが、こういうのを選挙運動というのだろうか。うるさいだけだ。やめてほしい。でなければ、車を降りて、演説でもぶってほしい。  選挙公報が届いた。その比較は後日、また。