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KASHIWABA DRIVE〔編集長の雑記帳〕

松浦一樹

 【横浜発2月14日】 バレンタイン。こんな私にも、チョコレートをくれよう、という女の子がいるのだから、生きていれば、いいことがある、ということかな。ちと、おおげさか。

 きょうは、チョコの話ではなく、高らかに禁煙成功宣言をしておこうと思っているのだった。編集長は年頭に、タバコをやめる、体重を減らす、結婚する、の三つの誓いを立てているのですが、禁煙については、まあ、うまくいっているというか、多少のごまかしはあるものの、成功したと言い切っていいのかな、と思っております。

 長いこと、ラッキー・ストライクを吸っていたのですが、年明けから、ニコチンを少しずつ減らし、2月からは、ニコレット〔ニコチン・ガム〕の力を借りて、断煙しています。もう、タバコを持ち歩いておらず、ライターも持っていません。ジッポを愛好してきて、もったいないことをしているわけですが、仕方がない。

 20年以上吸っていたので、それなりに反動があるのかなあ、と思っていたら、そう深刻でもない。一回だけ、吸いたくなって、夜中に目が覚めたことがありましたが。

 職場で「たばこをやめた」というと、みんな怪訝な顔をして、「なぜ?」と問いかけてくるのですが、理由はない。前にも書いたと思うのですが、数年前のある日、「40歳になったら、たばこをやめる」と思った。その年を迎えたから、実行に移しているのであって、理由はもう必要なかったというか、「もう、決まっていたことだから」と思って、たんたんとやっているだけなのです。

 ニコレットも、もう断っていいかな、と思っています。そんなにうまいもんじゃないし、もう欲しくない。安くないしね。20個で2000円くらいだから、毎日5〜6個噛んでいたら、たばこを一日二箱吸っているのと、同じコストになってしまいます。さっさと、切り上げた方がいいわけです。

 ここで、白状しておきますが、完璧な禁煙かというと、そうではありません。バーのカウンターなどで隣の人に吸われると、「一本、寄こせ」という感じになってしまうのですが、まあ、そんな場合、あまりガマンしないようにしています。そんなことで1、2本くわえてみても、翌日は、もう「吸いたくないモード」に戻っている。

 それに、よく言われることですが、食べ物の味か変わってきました。東京・大手町の刀削麺〔とうしょうめん、けずり麺です〕屋さんで先日、ランチにマーボー豆腐を頼んだら、辛い、辛い。いつもは、そんな風に思わないのですが。舌の感度がよくなってきたんですね。おいしいものが、おいしくいただけるのは、結構なことです。これからが楽しみです。

 バレンタインにふさわしい話題とはいえませんが…きょうが、私の禁煙記念日です。