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横浜の聴き方

藤枝 好

「横浜ホンキートンク・ブルース」

 【横浜発10月5日】映画「ヨコハマBJブルース」の挿入歌として松田優作が唄った「横浜ホンキートンク・ブルース」は、ちょっとシニカルな歌詞で浜っ子の含羞を表現したスローブルースの名曲である。ヘミングウェイ、フローズンダイキリ、オリジナルジョーズ、……いかにもそれらしいアイテムを歌詞のなかに並べていながら、やや倦怠感のあるメロディに乗せて、世間一般が持つYOKOHAMAのイメージを微妙にずらしてみせる。作詞は俳優の藤竜也、作曲はエディ藩という地元組。「よそ者が持つヨコハマ幻想には乗らないよ」というこだわりが感じられる。浜っ子は“Sweet Home Yokohama”などとは唄わないが、プライドは高いのである。