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03/10/12【横浜ナンバー一覧】
藤枝 好「伊勢佐木町ブルース」【横浜発10月12日】<横浜の聴き方>を探るために歴史をさかのぼると、1947(昭和22)年の「港が見える丘」という歌に突き当たる。「港の見える丘公園」がタイトルの由来になっている曲である。日本ビクターが戦後最初に発売した新譜で、歌手は平野愛子。サウンドは堂々たるビッグ・バンド・ジャズである。今では信じられないことだが、歌謡曲といえばジャズという時代があったのだ。正確にはポップ・ミュージックといえばジャズだったというべきかもしれない。この歌はそうした時代の典型で、橋本治は<港・マドロス・恋と涙>というその後の歌謡曲における<通俗>の嚆矢〔こうし〕となったとしている。「伊勢佐木町ブルース」は<通俗>のパターンを忠実に踏襲していながら、サビでは<ジャズ歌手>青江三奈のスキャットが決め手になるという意味で伝統的な構造を持った佳曲である。 *参考文献・資料:橋本治『恋の花詞集』ちくま文庫(2000年) |
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